Story

SBS-HOULSTER 【開発秘話】 – KADOYA STORY-Vol.05

2021.05.04

遂に、始まったHF LAB その一作目となる、SBS HOLSTER

開発者がどのような想いで作ったのか、そして一作目に名付けた『S B S』その意味とは?

それらを知るべく開発者の中村氏を直撃した。


協力:職人 中村氏

編集:カドヤ編集部

【SBS-HOULSTERはどのようにして生まれた?】

中村氏:もともとはウォレットホルスターとして開発したものです。

とは言え、ウォレットも大きさや厚みは様々。

となると縦横のアジャスト機能が必要となってきます。

ですが初めの頃はそんな調整機能もなかったのでそれからは試作を重ね最終的には本当にやりたかった内容に近づけたと思います。

横から螺旋状に走るベルトもその1つ。締めると湾曲しホールド感が増す事でシンプルなウォレットだけでなくいろいろな物が収納可能です。

【いろいろな物とは?】

中村氏:決まりはないのであれこれ試してみると面白いです。

携帯電話もイイですね。スマホだと薄すぎる物よりカバーなどがついたゴツめの物をお薦めします。

ベルトを全部緩めると500mlのボトルもギリギリ入ります。

これは想定外でしたが1番のヒット。けっこう便利です。

レッグベルトに加え腰下にある物の出し入れは、どこかガンマンを連想させます。

非日常的な光景。

キーワードと言うか開発のテーマは最初からコレでしたね。

【こうなるとウォレットに限定する必要がなくマルチホルスターですね?】

中村氏:確かにその通りです。だけどネーミングがマルチホルスターだとこのビジュアルとイメージがちょっと違うかなぁ・・・と。

ネーミングは難しいですねぇ・・・

製品が完成したと思ったら新たな悩みがでてきました。

そう、製品名・・・名前です。

【では、SBS-HOULSTERのSBSってどこから?】

写真:とある映画の私物のDVD



中村氏:簡潔にお話ししたいので結論から言いますとSBSとは「SIDE BY SIDE」の略です。

ウォレットホルスターの製作の話が持ち上がった時真っ先に浮かんだのが「ガンホルスター」なのでとある映画の中で使われていたショットガンのホルスターがモチーフとなっているのですが、銃口が2つ並んだ物を通称 SIDE BY SIDE (水平二連)と呼ぶそうです。

正確に言うと

その映画の中では銃身を短く切り落としてあるのでSIDE BY SIDE SAWED OFFとなりますが SBS-SO HOLSTER・・長いしクドいなぁ・・・

SG-R HOLSTER(ショットガン右利き用)はどうだろう?などと幾つか候補はあったのですが・・・

と言うか、底をカバーで塞いでいるので残念ながらショットガンはもう入りません。

ショットガンから離れるようで、どこか連想させる・・そんな名前はないかな? 

こんな事を繰り返し、結局はシンプルなSBSに落ちついた訳です。

響きも悪くないし分りにくいぐらいの方が良いかなと思いまして。

まぁ、ネーミングに興味のない人にとっては どうでもイイ話ですよね・・・

【最後に何か一つあれば】

中村氏:簡潔どころか長々と話している内にとんでもないことに気づいちゃいました。

個人的な話になりますが私は食事の時以外は右手を使います。

しかし構えたり半身を切るときは左。やはりサウスポーなのです。

ギターは弾けなくても持つとしたら左、

ん?!銃を持った事はないけれどシミュレーションをするとやはり左・・・

右の後ろポケットに入れた財布を取り出して左手に持ち変えるという無駄なアクションを何十年も続けていたのか・・・

やはり非日常って楽しい。そんなワクワクする物をまた作りたい。

次回は左右にとらわれないホルスターの製作もしてみたいです。

ウォレットホルスター

HF LAB/SBS-HOLSTER「直営店限定モデル」

¥ 23,100