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SLIT & HOLE

2019.05.03

かなり前の話になりますが 若い頃に初めてレザーパンツを買った時の事・・・

店員のお兄さんに裾丈を詰めたいと伝えたところ 「革だから自分でそのまま切ればイイんだよ」と言われ

そっか!?革だったらほつれる事もないしなぁ・・と自宅に帰ってから鋏でザクザク。

ところが普通のハサミでは上手く切れず 断面はガタガタ。糸はポロポロとほつれ始め・・・

なるほど!上手くヤラレタな・・と言うか自分の想像力が足りなかったのですね。

そんな自分が今日では 本社工場に上がってきたパンツの丈詰めを行うことは日常的であり、ほつれ止めの糸処理もしますし 断面がガタガタになる事もありません。

その際に仕上がり方法は 折り返してステッチをかけるか?切りっぱなし?といったやりとりも日常茶飯事。

さて、よく使う用語であるこの「切りっぱなし」は裾上げの時だけではなく レザーウェアの製作の中でも使用する場面が多々あります。

この仕様のメリットは主に厚みを抑えることです。

ベルトの裏当て革や

内ポケット

ボタンホールなど

ちなみに切り込みの両端にある穴を見て 「デザインかと思った」と友人に言われた事があります。

確かに見た目はキレイですが・・先端を丸くすることで革が裂けづらくなるのが目的です。

「切りっぱなし」「穴あけのみ」 聞こえは悪いかもしれませんが

布帛物では出来ない 革の特性を活かしたシンプルな製法の1つです。

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